
ミツバチといった蜂の幼虫やサナギである蜂の子には、アミノ酸をはじめ多くの有効成分が含まれています。 この蜂の子に含まれている様々な有効成分は、体内で役割を果たして血行促進効果ももたらしてくれます。
体内に取り入れたアルギニンは、一酸化窒素をつくります。この一酸化窒素には、血管を拡張し、血圧調整する働きがあります。 この働きによって血流が良くなり、動脈硬化や脳梗塞の予防にも繋がります。 実際に行われた実験では、静脈にアルギニンを注射したところ、血管が拡張して血圧が低下したことが明らかになりました。
タウリンは、硫黄を含む「含硫アミノ酸」の一種で、メチオニンやシステインから合成することができます。 このタウリンには、血液中のコレステロールを下げたり血圧を調整したりする働きがあります。 この働きにより、血流を悪化させる原因になる悪玉コレステロール値が下がり、血液がサラサラになるのです。
ナイアシンは、体内で毛細血管を広げる役割を果たします。毛細血管が広がると、血行が良くなって冷えや肩こりなどの改善にも繋がります。 また、ナイアシンには、善玉コレステロールを低下させずに、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らす作用があります。 このように、ナイアシンは血行の改善に役立つ様々な働きを持っています。
パントテン酸は、体内で善玉コレステロールの合成を促す働きがあります。 この善玉コレステロールは、余った悪玉コレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割を担っています。 このため、パントテン酸によって善玉コレステロールの合成が促されると、余った悪玉コレステロールが血管に付着して、血流が悪化することを防ぐことができます。
ビタミンCは、細胞を酸化させる活性酸素を除去する「抗酸化力」が非常に強いです。 この強い抗酸化力によって、血液中の悪玉コレステロールが酸化することを防ぎ、過酸化脂質の生成を抑制することができます。
また、ビタミンCには、コラーゲンを合成する際に必要な酵素の働きをサポートする働きがあります。 コラーゲンは血管の主成分でもあるため、ビタミンCを摂取することで血管が丈夫になるのです。
マグネシウムには、動脈を緩めて血圧を下げる働きがあります。 また、マグネシウムは、血圧を上げる働きがあるカルシウムやナトリウムの量を調節するため、摂取することで血液の循環や血圧を正常に維持する効果が期待できます。
体内に取り入れた鉄は、赤血球の色素であるヘモグロビンの構成成分になります。 このヘモグロビンは、血液の中で酸素を運ぶ役割を果たします。このため、鉄が不足すると酸素をしっかりと運ぶことができなくなり、血行不良に繋がってしまうのです。
リノレン酸を摂取すると、体内でDHAやEPAに変わります。このDHAやEPAには、血液をサラサラにする働きがあります。 その働きによって血液がサラサラになることで、血流が改善されます。
リノール酸は、悪玉コレステロールを減らす効果に期待できる脂肪酸です。 悪玉コレステロールが血液中に増えると、血液がドロドロになって流れにくくなります。 リノール酸が、この悪玉コレステロールが減少させることにより、血液がサラサラになって血行促進が実現します。
オレイン酸には、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。善玉コレステロールを減らさないことで、余った悪玉コレステロールを回収して肝臓に運ぶことができるのです。 さらに、オレイン酸は善玉コレステロールを増加させる効果もあります。
このようなオレイン酸の働きにより、血液がサラサラした状態になって血行促進が叶えられるのです。