
メタボ(メタボリックシンドローム)は、内臓肥満に高血圧や高血糖、脂質異常症などが組み合わさり、動脈硬化性疾患を引き起こしやすい病態のことを指します。 メタボリックシンドロームの予防と改善をするためには、運動をするだけでなく、早食いや間食、夜食などを改めましょう。 また、減量のために食事量を減らす場合は、必要な栄養素を不足しないように栄養バランスを考えることが大切です。
蜂の幼虫やサナギである蜂の子には、様々な栄養成分がバランス良く含まれているため、メタボの予防と改善に最適です。
亜鉛は、代謝の過程で働く酵素の構成成分となる重要な成分です。 人間の体内に存在する多くの酵素は、炭水化物や脂質、タンパク質の代謝に関わっています。その中でも亜鉛は、新陳代謝に関わる約200種類以上もの酵素を構成する成分として、必要不可欠なミネラルです。
そんな亜鉛の約95%以上は、細胞内に存在していて新陳代謝をサポートしています。 新陳代謝を向上させて脂肪が燃えやすい体をつくることが、メタボの改善にも繋がります。
マグネシウムは、体内にある約300種類以上もの酵素の働きをサポートする重要なミネラルです。 三大栄養素である炭水化物や脂質、タンパク質からエネルギーをつくり出す過程では、酵素が必要です。マグネシウムには、その酵素の働きを助けて代謝を促進する働きがあります。 特に、マグネシウムは炭水化物の代謝で活躍するといわれています。 また、マグネシウムを摂取すると血糖値が低下することが、実験によって明らかにされています。
ビタミンB1は、糖質の代謝を促進する効果に期待できる成分です。 糖質を脂肪に変えないためには、ビタミンB1を十分に摂取して、代謝を高めることが大切です。
ビタミンB2には、炭水化物や脂質、タンパク質の代謝を促進してエネルギーの代謝をサポートする働きがあります。特に、ビタミンB2は脂質の代謝を促進するために必要なビタミンです。 この働きによって代謝が高まることで、脂肪が体に蓄積されることを防ぐことができ、メタボの予防にも繋がるのです。
ヒスチジンは、食品などから摂取する必要がある必須アミノ酸です。 このヒスチジンには、体内でヒスタミンに変換されることによって神経機能に働きかけ、脂肪細胞において交感神経を刺激することで脂肪燃焼を促進する効果があります。
さらに、食欲を抑制する効果もあるため、ヒスチジンはメタボの予防と改善に効果が期待できます。
BCAAとは、必須アミノ酸の中のバリン、ロイシン、イソロイシンの三つのことを指します。 これらは、筋肉をつくり痩せやすい体になるためには欠かせないアミノ酸です。 BCAAを十分に摂取して血液中のBCAA濃度が上昇すると、筋肉の合成が活性化されるため、筋肉の減少を防ぐことができます。 そして、筋肉の減少を防ぐことで、脂肪を燃焼しやすい体へと近づくことができるのです。
蜂の子には、脂肪の蓄積を予防するために効果的な栄養素が含まれています。 その他に、蜂の子には、血管を拡張させる働きがある一酸化窒素をつくるアルギニンや、悪玉コレステロールを減らすメチオニンなどが含まれているため、動脈硬化の予防にも効果が期待できます。 また、血圧の上昇を抑えるタウリンなども含まれているため、蜂の子は動脈硬化だけでなく、高血圧の予防にも役立ちます。 メタボリックシンドロームを予防するためには、栄養バランスのよい食事と適度な運動を心掛けることが大切です。その上で、蜂の子の持つ力を借りると良いでしょう。